BUSINESS

事業内容

環境助成金

当財団は、公益社団法人日本フィランソロピー協会※を事務局として、環境保護・環境保全に取組んでいる団体への助成制度を2022年より新たに立ち上げました。
気候変動対策や脱炭素社会の構築に取組む団体、地域に根付いて環境保全や環境整備に取組む団体、子供たちへの環境教育に取組む団体など様々な形で環境活動に取組んでいる団体を全国から公募し、専門家を含む審査会による厳正な審査を経て、助成先を決定しております。

※公益社団法人日本フィランソロピー協会(JPA):1963年設立、2009年公益社団法人としての認定を受ける。民間の果たす公益の主体となる企業や個人の参加意識を高め、公正で活力ある心豊かな社会の実現を目指す。(https://www.philanthropy.or.jp

未来につなぐ糸助成金

伝統的な繊維産業は、日本人の生活や季節感に密接にかかわり、文化として根付いていました。しかし現在では国内の天然繊維の需要は減少の一途をたどり、産業としての存続が危ぶまれています。
当財団は、環境にも配慮された国内の伝統的な天然繊維産業を支援したいとの思いで、「未来につなぐ糸助成金」をスタートさせました。
専門家を含む審査会による協議を経て、特に天然繊維の中でも日本の繊維産業の発展に大きな影響をもたらしたシルクに関するプロジェクトに助成することを決定しました。シルクは、衣料品にとどまらず、化粧品、食料、医療機材などの原料となり、また、シルクや蚕は捨てることがないサステナブルな素材として、近年その潜在的価値が注目されております。地球環境負荷の軽減にも貢献するシルク産業の承継、発展に関する取り組みを当財団は支援してまいります。

まちなか緑化助成金

2024年より、新たな助成金事業として、身近なまちなかの公園、街路等の緑化に貢献することを目的とした「まちなか緑化助成金」を立ち上げました。
第1回目の助成先としまして、大阪市の管理する大阪城公園の梅林に梅の木10本を寄贈いたしました。大阪城公園の梅林は、1.7haの広さに約1,270本の梅が植えられ、早春には色とりどりの見事な花をつけ、訪れる人たちでにぎわっております。当財団が寄贈した梅は、2024年2月にすべて開花し、順調に育っております。
当財団では、今後も身近なまちなかの緑化事業に貢献してまいります。